タイプ別、日本の住まい
留学後の住まいの情報は、日本入国前にインターネットなどで集めておきましょう。ゲストハウスやマンスリー・ウィークリーマンションであれば、入国前に申し込みをしておくこともおすすめです。学生寮やアパート・マンションの場合、住みたい地域にある不動産会社で探すか、入学する学校から紹介してもらいます。
写真提供/株式会社イチイ国際部
自由に一人暮らしを楽しむなら
一般的に、木造または鉄骨の2階建て程度のものをアパート、鉄筋の作りの高層のものをマンションと言います。自分が好きな場所を選んで住むことができ、プライバシーを保ちながら自由に生活できるのが魅力です。日本では通常、アパートやマンションに入居するにあたり先述の敷金や礼金、仲介不動産業者への手数料などの初期費用がかかります。トラブルが起きた際も、一人で対応する日本語力も必要です。
写真提供/株式会社共立メンテナンス
安心して学生生活を送りたいなら
学生向けの寮で、同じ学校に通う学生同士が住む寮、留学生専用の寮、男女共有の寮などいろいろなタイプがあります。管理人が常駐している場合が多く、学生の親代わりとなってトラブルの相談に乗ってくれます。食事付きの寮では、朝と夜に手作りの温かいご飯を食べることができます。ただし、門限などのルールがしっかり決められているので自由は制限されます。
写真提供/株式会社ジャフプラザ
国際交流を楽しむなら
一軒の家に数名が共同で生活をするのがゲストハウスです。キッチン、リビングルーム、バスルーム、トイレなどを共有し、寝室を一人または複数名で使います。入居者の国籍、年齢、職業がさまざまなので、異文化交流を楽しめるのも魅力です。日本語や英語など、語学の勉強にもなります。
写真提供/株式会社イチイコーポレーション
今すぐに生活を始めたいなら
家具付きのマンションのことで、月単位(マンスリーマンション)や週単位(ウィークリーマンション)で契約ができます。一通りの家具や電化製品がそろっているので、入居後すぐに生活が始められるのが利点ですが、ほかの住まいと比べて家賃は高めです。長期契約を結ぶと家賃が割安になる物件もあります。
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日本でファミリーを作りたいなら
日本の一般家庭に滞在するホームステイでは、生きた日本人の習慣や文化に触れることができ、日本語の上達にもつながります。また、家族と生活を共にするので、本当の家族の一員のように親しくなれるでしょう。来日してから、日本に慣れるまでの1~2ヵ月をホームステイで過ごし、その後は学生寮やアパートで生活を始める留学生も多いようです。